西国三十三所巡り 第九番札所 興福寺 南円堂

近江大津京の時代に藤原鎌足の病気平癒を祈願して鎌足の妻、鏡の王女が伽藍を起こし山階寺(やましなでら)と称され、その後、高市郡厩坂に移され厩坂寺(うまやさかでら)、平城京に都が移された和銅3年(710)に鎌足の子、不比等によって現在地に移され興福寺と号しました。


ご詠歌
春の日は南円堂にかがやきて 
三笠の山に晴るるうす雲



南円堂 重要文化財


南円堂の創建は弘仁4年(813)藤原冬嗣により、現在の建物は寛保元年(1741)の立柱。


ご本尊は不空羂索観音坐像(鎌倉時代・国宝・康慶作)で、こちらが今回のご開帳になります。
とても綺麗に金箔が残っており、懐深く温かく見守って下さっているようでした
観音坐像の周囲には四天王立像(鎌倉時代・国宝)が安置されていました。現在では仮金堂に安置されている四天王像(鎌倉時代・重文)が本来の南円堂像にあたる可能性が高いとされているそうです。
迫力あるとてもカッコイイ四天王立像でした



南円堂からの景色


三重塔 鎌倉時代初期の再建 国宝


三重塔の内部には中央に弁才天が安置されています。



五重塔 国宝



       


五重塔は応永33年(1426)頃の再建で、日本で2番目に高い塔。
内部には薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が安置されています。
秋季特別公開をしていたので拝むことが出来ましたが、すごい行列でした



東金堂 国宝


聖武天皇が病に倒れた元正太上天皇の回復祈願のため造営されました。現在の建物は応永22年(1415)に再建されたもの。


ご本尊は薬師如来坐像(室町時代・重文)で、脇侍に日光・月光菩薩立像(飛鳥時代後期・重文)、他に維摩居士坐像(鎌倉時代・国宝・定慶作)、文殊菩薩坐像(鎌倉時代・国宝)、十二神将立像(鎌倉時代・国宝)、四天王立像(平安時代前期・国宝)が安置されています。



北円堂 鎌倉時代の再建 国宝



猿沢池の青鷺


北円堂も秋季特別公開をしていました。
元明太政天皇と娘の元正天皇が長屋王に命じ、藤原不比等を追悼するために建てさせました。


ご本尊は阿弥陀如来坐像(鎌倉時代・国宝・源慶と静慶作)で、他に無著・世親菩薩立像(鎌倉時代・国宝)、四天王立像(平安時代・国宝)が安置されています。


こちらの四天王立像は南円堂と違い表情豊な親しみやすい御顔をされていました



 


ご朱印


2008年11月9日に訪れています


アクセス:近鉄奈良線「奈良」駅下車
拝観時間:9:00〜17:00
拝観料:国宝館500円・東金堂300円
西国三十三所結縁ご開帳は終了しました


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